MENU

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

書評ー麒麟がくるのアフターストーリーー三谷幸喜著「清須会議」

大河ドラマが好発進しているが、その後の物語を楽しめるのが「清須会議」である。 信長を討った光秀だったが、その光秀も秀吉に討たれてしまう。果たして織田家はどうなってしまうのか。だれがその後のキャスティングボードを握るのか。その行く末をうらなう…

若い世代に真理を伝えるのは難しい。~ネット情報のハードル~

今の日本のJWの目下の主眼は若い世代に真理を伝えることである。 昨年の東京キャンペーンしかり、若い夫婦や大学生、就職してまもない人に真理を伝えることが励まされている。その上で一番のハードルになるにはインターネットにあふれるネガティブな情報であ…

書評ーザ・物理入門ー志村忠夫著「いやでも物理が面白くなる本」

子供のころに「なんで虹ができるんだろう、なんで電気は流れるんだろう」と漠然と浮かんだ疑問、そんな疑問に答えてくれるのがこの本である。夕日が赤く見えるのはなぜか、体重をゼロにする方法とは、人工衛星が地球を回る仕組みとは、そんな疑問に答えつつ…

終わりを意識して生きるとは。

「終わりはいつくるかわからないから明日終わりが来てもいいように準備する」二世なら耳が痛くなるぐらい聞かされたきたセリフである。しかし、これには裏の意味もある。「終わりはいつくるかわからないから思っていたより来るのが遅くなってもエホバに仕え…

書評ーたいへんよくできましたー伊坂幸太郎著「ゴールデンスランバー」

ある日突然首相殺害の犯人に仕立て上げられた一人の男。彼に冤罪を帰せるため張り巡らされた何重もの罠、そして、それに立ち向かう仲間たち。そんな逃亡劇をビートルズの名曲を織り交ぜながら展開するのがこの作品である。 個人的には、今まで何人もの人を傷…

書評ー己の職責を全うするために命を賭した男たちー辻原登著「韃靼の馬」

かつての日本には、自らに課せられた職責を全うするために、自己の利害を顧みない男たちがいた。時には、そのために自分の命を落とすことも。 そんな血のかよった人間ドラマを楽しめるのが対馬藩と朝鮮を舞台に、幕府と対馬、朝鮮との交流を描いたこの「韃靼…

書評ー救世主って何?ーリチャード・バック著、佐宗鈴夫訳「イリュージョン」

いつか救世主がこの世界を救ってくれる、日本人には荒唐無稽な考えに見えるが、キリスト教圏の国にとってはなじみのある考えであり、聖書の基礎知識があればより楽しく読めること間違いなしなのが、この「イリュージョン」である。 遊覧飛行で各地を回ってい…

書評ー絆ー東野圭吾著「流星の絆」

私がこの本を読んだのは。つい今し方だ。そして、今この文章を書いている。この本を読んだ思いを誰かに伝えたいと思ったからだ。また、こんなに素晴らしい本に出会えたことの喜ぶを伝えたいからだ。 洋食屋を営む5人家族に起こる凄惨な事件。それにより3兄妹…