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2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

書評ー小さなことに忠実である者は大きなことにも忠実であるー貫井徳郎著「乱反射」

法律には反していないが、モラルに反する行為というのは無数にある。例えば、教室の廊下を走ったり、水道の水を出しっぱなしにしたり… それが積もり積もって予期せぬ結果が生じるということを教えてくれるのが、この小説である。バラバラに見える様々な出来…

書評ー動機ー東野圭吾著「悪意」

特別何かをされたわけではないのに、いけ好かないやつは確かに存在する。 では、その人を攻撃する最も効果的な方法は何か。それは、その人の名誉を 傷つけることである。殺しは一瞬だが、貶められた評判はずっと残る。 そんな恐ろしい発想を具現化した小説で…