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2世問題をめぐる報道雑感

 おそらくJWの上層部でさえ、山上事件の流れ弾が自分の組織に被弾するとは思いもよらなかったのではなかろうか。バタフライエフェクト、事実は小説より奇なり・・整理がおいついていないし、報道すべてに目を通しているわけではないが、個人的に気になった点まとめ

 ・報道を見てもあきらかな通り、問題になっているのは子どもに身体的・医療的虐待を行っていたかどうかという点。未成年の子どもに宗教を教えること自体は問題視していない。

 ・そもそもJW自体に個人差・家庭差がかなりあり状況で、報道ではそのあたりが考慮されていない気がする。あたかもJWの家庭がどこも虐待をしていたかのような印象を与えるのは逆の極端と思われる。

 ・今回の問題の一因に聖書の教えを適用する親の子育ての仕方が大きいと考える。ただ、そこを問題視してもどうしようもないので、組織的に改善すべきではというのが主な流れだろうか。ただ、親の子育てうんぬんかんぬんの話をすると、これはあえて極端な言い方をするが、そもそもエホバの証人になっている時点で、何らかの問題を抱えているケースが少なくなく、通常の子育てでさえ難しいのに、そこに聖書の教えを論理的にしかも押しつけがましくない仕方で子どもに教えるというのはかなりの無理難題と考える。もちろん、だからといって極端な教え方をして、子どもに虐待をしたり、自由を奪ってもいい理由ではないのだが。