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特権以外で頑張るモチベーションを作る気はないのかという話

 特権や名誉というのは人を突き動かす原動力になる。会社員であれば出世欲があるだろう。JWの世界では、特に男性であれば、長老や援助奉仕者という主導的な立場につきたいと思う人も少なくないだろう。もちろん、聖書そのものの教えは、神の愛が本来の動機であるべきという教えなので、世間でいうところの出世欲のようなものが入り込む余地はないはずなのだが。

 しかし、組織を運営する側としては、いわば特権をニンジンのようにぶらさげたほうが簡単に頑張ってくれるケースが少なくないので、そのお手軽な方法を使う場合がある。もちろん、その頑張りが長続きするかどうかは別の話だ。

 さて、そんなことを考えながら先日の特別集会を視聴していた。「若者をどんどん登用する」というメッセージを額面通りに受け取り、頑張れる人はきっと良くも悪くも幸せな人なのだろう。先に述べたお手軽な方法に組織が頼っていないことを願うばかりだ。