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JWにポリコレの波は押し寄せるのか〜統治体の成員の増加に寄せて〜

 あのディズニーが黒人主役の映画を作成したりと現在の娯楽はポリコレ抜きにして語ることはできないぐらい浸透しつつある。人種の壁という概念をあまり感じない日本では、そこまで意識することはないかもしれないが、海外では、あのアカデミー賞に多様性の基準が設けられるぐらいメジャーな概念になりつつある。

 断っておくと、聖書の教えそのものは一部を除いてそもそもマイノリティを排除しない。聖書の布教活動をする側にもされる側にも人種や性別、年齢の制限はない。それを反映してか、JWも最新の報告では、239の国や地域で布教活動を行なっている。現在、日本が承認している国の数は195なので、ほぼ全世界で活動していると言っても過言ではないだろう。

 もちろん、女性が監督的な立場につけないのは依然からだが、こればっかりは聖書教えそのものが関わっているので、たとえ、他の教会がこの点を変更することがあっても、聖書の教えに忠実なJWがこの点を変更することは今後も限りなく低いと思われる。

 では、JW組織において主導的な役割を果たしている統治体のメンバーはどうだろうか。今回2名が追加になり、合計10名となったが、資料から読み取れる限りわかっているのは、黒人が1名いて、黄色人種はいない(新メンバー2名については、開示されている情報が少なく、判断しかねるが、名前から察するに黄色人種ではないと思われる)

 ちなみにその統治体を支える援助者もおり、名前が公開されているが、少なくとも日本人や韓国、中華圏と思われる名前は見当たらない。

 いずれは、統治体の成員に日本人が選ばれたり、半分が黒人になるという未来は現状ではあまり想像できない。