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★速報★日本のJW増えたってよ。

 1995年といえば、阪神淡路大震災やオウムのサリン事件など歴史的事件・災害が続いていたが、日本のJW界にとっては、この年初の伝道者数(献身してバプテスマをうけた人だけでなく、バプテスマに至る前の段階の人をJWの間では伝道者と呼んでいる。イメージとしては、研究生→伝道者→バプテスマというイメージ)20万人を達成した年でもある。その10年前、1985年の時にわずか10万人だったことを考えると、10年間で10万人の増加といえばかなり驚異的なペースだ。1年間に1万人増えているのだから。

 恐らく多くの人がその10年後2005年には30万人になっているのでは、とおもったはずだが、そうは問屋がおろさない。1998年に22万2,912人という最高数に達してからは横ばいもしくは漸減傾向が続いている。失われた20年どころの話ではないというわけだ。

 ちなみにここ数年の人数も2017年が21万3473人、2018年が21万2802人、2020年にいたっては21万1494人と見事な右肩下がりが続いていた。もちろん、減少の理由には、JWを辞める以外にも死亡者、海外への移動による減少も含まれている。ただ、日本では少なくとも1000人前後の人が毎年新たにエホバの証人として献身しているので、少なくともおなじぐらいかそれ以上の人数が減少しているのは確かなようだ。

 長くて暗い前置きはこれぐらいにして、真面目に集会に出席しているJWならすでに聞いているかもしれないが、先日の集会で上記のように長らく減少を続けていた日本のJWの人数が増加に転じたというビッグニュースが発表された。増加率に表すと1%の増加だそうだ。仮に日本のJWの人数を21万人と仮定すると少なくとも2100人が増加していることになる。コロナ禍も考えると、いやコロナ禍だからこその増加と捉えるべきなのか。また、この増加が一時的なものなのか、今後も続くのか。その真価は、来年以降同様の増加が続くかどうかである程度確かめられるだろう。はたして、これがトンネルの出口なのかそれともただの中間地点なのか、乞うご期待である。