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2021年10月11日の週:神の言葉の宝を探すの感想~大日本帝国もびっくりな快進撃を続けたイスラエル人~

 かつて、絶対に不可能だといわれたことを成し遂げた国があった。そして、その奇跡を成し遂げながら、いやその奇跡の結果軍が暴走し、後に幾百万人もの自国民の犠牲者を出した国があった。それこそわが日本国、以前の名を大日本帝国である。先に述べた奇跡というのは、清(現在の中国)とロシアに勝利した日清戦争日露戦争をさしている。特に、今からは想像もつかないかもしれないが、アジア人は劣った存在として欧米から見られていた当時、日本のロシアへの勝利は衝撃的な事実として受け止められていた。その後の顛末については、歴史の通りだ。

 さて、今回、聖書朗読でイスラエル人が異教徒の中心地であるカナンの地に攻め込み、連戦連勝を積み重ねている様になぜか連戦連勝を重ねる大日本帝国の姿が浮かんだ。ちなみに、イスラエル人は、ある一つの民族に敗北をきっするが、それ以外は大日本帝国とは比較にならないぐらいの連戦連勝を積み重ね6年でカナンの地を征服している。残念ながらその後の顛末については、大日本帝国よろしく神に不忠実になると共に2つの王国にわかれ、最終的には新バビロニアという国に攻め込まれ神殿も破壊されるという歴史をたどることになる。

 かたっくるしい歴史の話の結びに思いついた1節。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす