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どんなにうけの悪い教理でも筋を曲げないJW~岸田内閣誕生と総選挙によせて~

 口の悪い友人は、エホバの証人を変わり者だと評する人もいる。おそらく輸血できないことやこれだけ性が乱れている時代にいまだに独身者は純潔を守っていることからそう感じる人もいるのだろう。ちなみに、後者については、毎年少なくない人数の人がエホバの証人を辞める原因にもなっている。これを少し緩めたらもっとエホバの証人をする人も増えるのではと思うぐらいに。

 では、エホバの証人がいわゆる受けの悪い教理を変える可能性はあるのだろうか。一介のJWに過ぎない私がどうこう言える立場ではないが、その可能性は限りなく低い。なぜなら、エホバの証人がそれを守る理由が聖書にあるからだ。エホバの証人のスタンスはシンプルで聖書が禁じているからそれをしないということが根底にある。つまり、聖書そのものが変わらない限り、その教えは変わらないことになる。(当たり前の話だが、聖書自体は何千年も前にかかれた本なので、それが今更変わるというのは到底無理な話だ)ただ単に信者集めのために基準を緩めるようなことはしないわけだ。

 このあたり当選した途端に八方美人になりたがるどこぞの国の政治家とは実に対照的だ。金やしがらみにとらわれずに自分のやりたいことをやり通すというのは、金と欲にまみれる政治の世界では実に難しい。密室で決まった首相に国民の審判がもうまもなくおりようとしている。