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JWに求められる柔軟性

 エホバの証人の中には、日本に住む外国人を対象に布教活動をしている人もいて、その人たちは外国語会衆というグループで活動していたりする。しかし、当然ながらこの外国人の数というのは変動があり、おそらくコロナ禍の今はかなり少なくなっていると思われる。その影響があったかなかったのかは定かではないが、いくつかの外国語会衆の閉鎖が発表されている。今後は閉鎖されたグループが布教していた方は、そのまま地元の会衆が引き継ぐ形になると思われる。

 では、その外国語会衆に在籍していたエホバの証人はどうなるかというと、地元に帰る場合もあれば、そのまま閉鎖されていない他の外国語会衆で交わる、全く別のエホバの証人の必要が大きい日本語の会衆に行くなど様々なケースがある。いずれも多くの場合は、組織の任命で決まるケースが多いと思われる。

 ここで問われるのが柔軟性である。例えば、今まで日本に住む中国人の人を対象に布教活動をしていたのに、次の任命地は日本語の会衆になるという場合もあるわけだ。(その会衆の区域内にも中国人の人はいるので、全くこれまでの経験が活かせないわけではない)当然、自分が進んでは移動したくない地域に割り当てられる場合もあるだろう。

 一瞬会社の人事異動を思い浮かべた人もいるかもしれない。もちろん、どこぞのブラック企業と違って人事を断ったからといって即刻エホバの証人を辞めさせられることはない。(というかそもそも外国語を学んでいる時点でかなりアクティブで積極的なので断るケースはあまり想像できない気がする。)

 こういうケースを考えると、柔軟性を示すうえで一番弊害になるのは自分の中でのプライドだったりこだわりかもしれない。これだけ時代が目まぐるしく動いているのに柔軟性がないとなるとかなりのマイナスだし、自分にとっても損だ。

 というわけで、一円の価値もないくだらないプライドはダスト・シュートに捨ててしまうおう。その先にはいいことがあるかもしれない。