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with コロナがずっと続くかもしれない

 人間の心理は不思議なもので、科学的に安全とわかっていても、安心できるかどうかとなるとまた別の話だったりする。

 福島の汚染水しかり、いくら科学的に安全なことが証明されても、スーパーで福島産の魚介類と他府県の魚介類が同じ値段で並んでいたら多くの人は後者を選ぶかもしれない。

 今私が感じているのは、コロナについても同じようなことが起きるのではという点だ。

 例えば、今はマスクをつけることがほぼマナーに近くなっている。仮に、WHOのお偉いさんが、「マスクに科学的な感染予防の裏付けはありません。特段つける必要はない」と言っても、ほとんどの人は、マスクをつけ続けるだろう。

 また、今後ワクチンが開発され、コロナがインフルエンザとほぼ変わらなくなっても、多くの人は密をさけ、集会や大会など大規模なイベントは避けるのではなかろうか。

 このように、一度植え付けられたウイルスに対する恐怖心を拭い去るのは一筋縄ではいかない。科学的に安全だということが証明されても安心できるかどうかはまた別の話なのである。

 このように考えていくと、今zoomになっているエホバの証人の集会や大会が再開されるのは、かなり遅くなりそうな気もする。そして、仮に再開されたとしても、zoomでの参加も選べる形になることも予想される。

 コロナ前の世界には当分戻れそうにない。