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with コロナとJW 後編

 新型コロナウイルスは多くの人のライフスタイルに影響を及ぼしている。家族と過ごす時間が増えた人も少なくないはずだ。仕事の時間が減り、将来の目的、今後の人生設計について考え直した人もいるだろう。

 では、JWはどうかというと、少なからずのエホバの証人に共通する傾向がある。それは、世界情勢が不穏になればなるほど終わりが近いと考え、活発に活動を行うという点だ。もちろん、聖書の中には、いわゆるハルマゲドン(JWの教理の中に、将来ハルマゲドンという神と人間の政府の戦争が起きて、その後この地球が平和になるという教えがある。)が来る前にこの世の状況がこれまでにないぐらい悪くなるということが予告されているので、あながち間違いではないのだが。

 ただ、コロナ禍のため活動といってもできることはかなり限られている。エホバの証人のトレードマークともいえる初見の家々を訪ねることは現在も自粛されており、奉仕は手紙や電話、あるいは関心も持つ人との聖書レッスンがメインだ。これにより一番影響を受けているのは、開拓者(月70時間を無給で奉仕にあてる人のこと)だと思われる。以前のホームページでもふれたが、月70時間を手紙や電話だけで行うのはかなり無理があると思われる。もちろん要求時間については、特別な考慮がされると思うが、今まで奉仕をしていた時間がぽっかり空いてしまうことは大いに考えられるだろう。

 では、その空いた時間をどう活用するか、仕事を増やすのかそれとも個人で聖書を勉強することにあてるのか、はたまた自己のスキルアップのためにあてるのか。

 奉仕の自粛がいつまで続くかわからないが、一時的に開拓奉仕を中断する人もいるかもしれない。解除がいつになるか先が見えないからだ。

 これだけの影響を及ぼしている新型コロナウイルスだが、まだわからないことだらけだ。次回は、新型コロナウイルスはそもそも存在しないのではというトンデモ論について検討したいと思う。