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コロナ禍を利用する者、利用される者

 新型コロナウイルスの感染者増加が止まらない。JWの奉仕についても引き続き自粛が続き、代わりに知人や友人へ手紙を書くことが励まされている。高齢の兄弟姉妹については、引き続き外出自粛を求めるなど、警戒感のある対応が目立っている。

 以前の記事でも書き、幾人かの識者も指摘しているが、PCR検査は様々な問題を抱えている。最大の問題は、実際に感染していなくても用いる検体にたまたまウイルスがいるだけで、陽性と判断されてしまう点だ。実際、あるデータでは、無作為に選んだ一般市民にPCR検査を行っても、実際に感染している人は、陽性と判定された人のうち6.5%とも言われている。もちろん、他の人に感染させるリスクはゼロではないのだが、例えば今の沖縄のように医療がひっ迫した状況では、症状のある人にしか検査をしないという対応はある意味正しいともいえる。

 マスメディアでは、連日新型コロナウイルス感染者増加のニュースが報じられている。こういうニュースが連日報道されるだけで、人々は危機意識を持ち、非常事態宣言こそ出ていないが、危機感を共有することになる。

 日ごろから、ハルマゲドンをはじめとした聖書の預言について勉強しているJWであれば、なおさら緊急感を持っていることだろう。

 JWに限らずだが、何らかの目的をもって意図的に危機感、緊急感を演出しているというのは杞憂であることを願いたい。そして、私たちひとりひとりも報道を冷静に受け止め、正しくコロナウイルスを恐れる必要がある。