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先が読めぬ世界情勢~来る来る詐欺をされても時は進んでいく~

 エホバの証人二世であれば、子どものころに「終わりはもうすぐだから大人になったら楽園になってるかもね」なんていう無責任なセリフを親から聞いたかもしれない。そもそも自分が子どものころでさえ、成就がまだな聖書予言がいくつか残っていたので、どうひいき目にみても大人になったら楽園というのは早計なわけだが。

 結果としては、私が子どもだった頃と比較すると、いくつかの聖書予言の成就が明らかになり、確実に終わりへ向かって進んでいるのはわかるのだが、あまり不必要な期待を子どもに抱かせるべきではないと感じている。

 残っている主だった聖書予言は、「平和だ安全だ」という大規模で世界的な宣言、偽りの宗教のほろびなどだが、「平和だ安全だ」が出されると、ハルマゲドンへ向かって突き進んでいくと思われるので、残された時間がそれほど多くはないことがわかる。もちろん、現在の解釈が変わらなければの話だが。

 考えてみると、つい3ヶ月、4ヶ月前までは、世界中がコロナウイルスでひっちゃかめっちゃかになるとは考えもしなかった。しかも、その発生源をめぐって超大国が争っているのだから何が戦争の火種になるかわからない。今後も不安定な世界情勢は続くだろう。市井の私たちにできることは、1日1日を大切に生き抜くことだけだ。