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極めて特殊なエホバの証人の結婚観

 一般的にはイケメンで高収入・高学歴の男性がもてはやされているが、年収がそこまで重要視されない組織もある。それがエホバの証人である。

 エホバの証人の中にも結婚している人はたくさんいるが、その中には、パートやアルバイトで働くいわゆるフリーターの人も少なくない。そこには様々な理由がある。

 ①宗教活動を熱心に行うには時間に融通の利く仕事が有利であり、エホバの証人同士で結婚している人の少なからずは、集会に定期的に出席し、奉仕にも熱心に参加している人が多いため

 ②いわゆるサラリーマンをはじめ、正社員で働く場合、必然的に宗教活動に参加できる機会は限られ、組織の中で出会えるチャンスも限られる

 エホバの証人のほとんど大多数は、エホバの証人同士で結婚している。そして、必然的に宗教活動を熱心に行う人の方が、組織内の様々な人たちと出会える機会が多くなり、結婚まで至る人が多いと思われる。反面、正社員で真面目に働けば働くほど、組織の中で出会える機会は少なく、そのため婚姻率も下がっていると思われる。

 また、金銭的なことだけが理由ではないと思われるが、結婚しても子どもを持たない夫婦も多い。

 このように、エホバの証人の世界では、年収だけでみれば、年収の低い人ほど結婚しているという現象が生じている。一般の人から見れば理解しがたいだろう。