じかに集まる集会の再開がアナウンスされたことは先回の記事でお伝えした通りだ。まだ、詳細は不明でzoomが併用されるかどうかもわからない。しかし、じかに集まる集会の再開以上にハードルが高いのは、家々を一軒一軒尋ねる布教活動の再開だと思われる。以下にその理由を記す。
①布教活動の対象は、エホバの証人ではない人であり、コロナ禍での訪問を快く思わない人が一定数いると思われ、かえって評判を落とす可能性がある。
②現在、布教活動は手紙・電話に限られているが、増加率は0.7%を示している。コロナ前の増加率が1.3%で増加率の縮小こそ見られるが、大幅な減少には転じていない。（ちなみにコロナ禍の報告が半年ほど含まれる前年度は-0.7%ではあったで、コロナ禍の奉仕に適用した結果、増加に転じたとみることもできる。）
上記の点を踏まえると、現時点で家から家に訪問する奉仕を再開させるメリットはデメリットを考えるとそれほど大きくないのではと考えている。再開させるとしても、すでに聖書レッスンを行っている人の対面でのレッスンからではないだろうか。いずれにしても今後の発表を待ちたい。
