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エホバの証人だからこそ必要な鈍感力~真面目過ぎる人は要注意~

 鈍感と聞くと、マイナスなイメージを持つ人がほとんどと思う。しかし、したたかにJWとして生きていくためには敏感になりすぎないほうが良いときもある。

 前回では、エホバの証人の中に精神疾患が増えているのではということを扱った。これについては、精神疾患患者の母数自体が増えているので、一概に結論付けることはできないことも触れている。しかし、エホバの証人特有の問題で心を傷つけられる場面はあるのかなと思ったので、述べたいと思う。

 エホバの証人の大前提として、全員が聖書に従い、神を喜ばせたいと思っているという点が挙げられる。これは、聖書という基準や規範がない一般の人たちとは実に対照的である。

 しかし、だからこそ同じその同じエホバの証人の人から何か気に触ることや傷つけられることを言われると、「どうして聖書を学んでいるのにあんなことを言うんだろう」と考え、余計に落ち込んでしまうという罠がある。これがかすり傷程度で済めばよいのだが、場合によっては致命傷となり、「もうこんな組織は嫌だ、学んでいる話と違う」となり、集会に行くのを辞めてしまう場合もあるわけだ。

 特にエホバの証人の場合、前の記事でもふれたように真面目な人が多いので、なんでもかんでも敏感に感じ取り反応してしまうと神経がもたない場合がある。「人間なんて皆不完全だからこんなもんだよね」と受け流すことも必要なのである。