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特殊な問題を抱えるエホバの証人の子育て

 子どもを持つエホバの証人の大多数は、おそらくほとんどの人が自分の子どももエホバの証人になってほしいと思っているし、そこを目指して子育ても行う。

 しかし、その場合に大きな問題に直面することがある。

 ①子どもが集会に行かなくなる

 当たり前の話だが、親の宗教は親の宗教であって子どもの宗教ではない。自分の意志が強い子どもなら、たいていの場合、中学生や高校生で集会に行かなくなり、エホバの証人になるという目標は脇に置いてしまうというケースが多い。

 ②バプテスマは受けたが、悪いことをして排斥(わかりやすく言うと追放、罪を悔い改めない限り原則他のエホバの証人と交わることは禁止になる)になる。

 この場合、排斥にはなっても親の責任がなくなるわけではない。中には排斥になったからといって、鬼の首を取ったように冷たくなる親もいるが、霊的な関わりがもてなくなるだけで、仮に未成年の場合であれば、当然衣食住を備え、親として教え導く責任がある。

 

 前置き長くなりましたが、ここからが私見です。

 子どもがエホバの証人になろうが、なるまいが親にとっての一番重要なことは、子どもを愛すること、そしてそれを言葉と行いで示すことだと思うんですよね。「罪を憎んで人を憎まず」という言葉がありますが、例え悪いことをしたとしても、その子の可能性やその子自身を否定することは絶対にしたらいけないと思う。

 そして、もし子どもがエホバの証人になるのではなく、自分の道を見つけたとしたなら、それが反社会的なことでないなら全力で応援するべきだし、支援するべきだと思う。選択肢をきちんと提示する、あるいは、どんな選択肢があるか一緒に探すことも親の役目の一つではないだろうか。

 子どもに自分の宗教を押し付けるのではなく、色んな選択肢と可能性を提示して、「例えほかの道を選んだも私たちはあなたを応援するよ」と伝えてあげるそんな素敵な親が増えてくれればよいのだが。

 そういう色んなインスピレーションを与えてくれた曲、それがミスターチルドレンのタガタメです。ぜひ聞いてください。(曲紹介だったんかい(笑))