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まだまだ続きそうなコロナ禍~開拓者、必要で移動した人の受難は続く~

 エホバの証人の中でも、特に意欲的な人は、もっと活躍の機会を求めて、信者が多い地域から少ない地域へ引っ越す人がいる。タイトルの必要で移動した人とは、そういう人のことを指している。多くの場合、そういう人たちは、週3-4日のパートの仕事をしながら開拓奉仕(月に70時間を無給で奉仕にあてる人のこと)をしていることが多い。

そして当然のごとく、彼らあるいは彼女たちもコロナウイルスの影響を例外なく受けている。

 発表の通り、奉仕の中でもご自宅を一件一件訪ねることは自粛になっているので、必然的に奉仕のスタイルがかなり限定されることになる。多くの場合は、手紙や電話、また、ラインやメール・zoomでの聖書研究になると思われる。必然的に奉仕する時間が減少することが予想される。ちなみに月に70時間という時間数については、「コロナウイルスの影響を考慮し配慮がされる」ということが発表されている。

 また、基本的にご自宅を訪ねるときには2人1組で訪ねることになるので、その際に仲間の信者とも親しくなることが多いのだが、手紙や電話ではその必要はなく、必然的に仲間の信者と親しくなる機会も減少することになる。もちろん、今年の3月、4月に移動した人が何人いるかはわからないが、引っ越し先で奉仕にはあまり出れず、仲間の信者とも親しくなれないという状況に直面していると思われる。

 一応、緊急事態宣言は5月6日までだが、予定通り解除されるかどうかはまだわからず、また、解除されたところで、集会や奉仕が即元通りになるとは考えにくい。ある程度の制限はかけたまま、徐々に解除していくということが予想される。制限された状況はまだまだ続きそうである。