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「10年やってだめなら辞めなアカン」はエホバの証人二世にも当てはまるのか

 上の言葉を聞いてすぐにピンときた人は相当なお笑い通である。これは、M1グランプリという漫才の賞レースに10年という区切りをつけた理由を大会委員長が説明したときの言葉の概要である。ちなみに、その時には「才能がないのに辞めない子。そんな子らに見切りをつけてもらうためにもこういう大会が必要だ」ということを述べていた。

今では売れるための登竜門になっているM1グランプリにそういう側面があったというのは、ある意味興味深い。

 エホバの証人の世界にも様々な目標が存在する。前の記事でも述べたように正規開拓奉仕(月に70時間無給で奉仕する)、ベテル(海老名市にあるエホバの証人の本部のようなところ)で働く、海外で奉仕をする、援助奉仕者(昔で言うところの奉仕の僕、聴衆の前で話をしたりする)になるなど枚挙にいとまがない。

 前の記事でもふれたように、スムーズにそれらの目標を捉え、喜んで行っていたらよいのだが、残念ながら高すぎる目標につぶされてしまう人、目標を捉えたが喜んで行えない人も少なくない。

 これは個人的な意見だが、お笑いの世界のようにクリスチャンを辞める必要はないかもしれないが、目標の変更はしてもよいのではないかと思う。

 たくさんのエホバの証人の人と話せばわかることだが、エホバの証人の生き方は一つではない。自営業の人、普通に正社員として働きながら集会や奉仕に交わっている人、パートタイムの仕事をしながら奉仕に専念している人、介護や子育てをしながら集会に交わっている人、様々な状況の人がいる。どれが一番自分にとってベストなのか、それは他の人には推し量れないものである。

 こんなつたないブログを読んでいる人、一人ひとりにとってベストな選択ができることを心から願っている。