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性悪説と性善説~前者のほうがJWは幸せになれる説~

 バラ色の未来を想像していたはずなのに、思っていたのとは違ったというのは、よくある話で、宗教においても例外ではなかったりする。JWでも例外ではなく、研究生の時あるいは自分がバプテスマ(いわゆる洗礼のことでこれを受けると正式にエホバの証人の一員になる)を受けた時に想像していた未来予想図とは違っていたという人もいるだろう。

 エホバの証人に限ってその原因を分析すると次のことが考えられる。

 ①ハルマゲドンが思っていたよりも遅い

 特に、小さいころから聖書を教えられてきた二世には多いかもしれない。中には、~年までにハルマゲドンが来るからと考えて将来の予定を立てていた人もいるかもしれない。

 しかし、聖書自体はハルマゲドンの日付を述べていない。わかっているのは、成就していない聖書預言は残り少ないということだけだ。期待を持ちすぎるのはあまりにも危険だ。聖書にもある通り、延期される期待は心を病ませるのである。

 ②組織を構成する人々が不完全な同じ人間であることをわかっていない

 エホバの証人の組織を構成するのは、聖人君主ではない。普通の人とかわらない不完全な人間だ。当然、人間関係の問題で傷つくこともあれば、傷つけることもある。時には、監督の人が間違ったことをすることもある。

 個人的には、そういう時でも「同じ人間だからそういうこともあるよね」と軽く流せる人の方が絶対得だし、楽に生きられると思っている。

 もとより、エホバの証人になる人自体がそもそも真面目な人が多く、そういう風に軽く流せる人は少数派なのかもしれないが。