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最新の目ざめよ!誌が思いっきり時事問題に寄せてる件

 かつての布教活動では、ものみの塔や目ざめよという雑誌を配るというのがスタンダードであった。実際、エホバの証人という名前は知らなくても、ものみの塔や目ざめよという雑誌の名前は知っているという方も少なくない。ところがいつしか雑誌を配ることから聖書の言葉を一つ読むことや始めから聖書レッスンを意識することがスタンダードになっていた。現在では、最新のスマホタブレット事情に合わせて、聖書に基づく動画を視聴してもらったりもしている。そんな事情も相まって、目ざめよ誌にじっくり目を通すことは少なくなっていたのだが、最新号の目ざめよ誌は昨今の時事問題を念頭に置いてかなり時宜にかなった内容になっている。

 詳しいネタバレは避けるが、コロナ禍やウクライナ情勢はじめ先の見えない世の中にあって何を大切にすべきかが書かれている。そして、これはおそらく日本だけの問題ではないかもしれないが、生活必需品などの価格の値上げが触れられていたのは目から鱗だった。特に日本に関しては、凄まじい勢いで円の価値が下がっていて、今後もガソリン価格はじめ輸入品の値段の上昇が予期されており、とりわけタイムリーと言える。

 提案されたアドバイス自体は、個人的に目新しさは感じなかったが、すべきことが聖書の言葉も混じえて簡潔に要約されており、信者か未信者かを問わずわかりやすい内容になっている。ぜひ一読あれ。