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聖書預言と符合する世界情勢~英米世界強国の次はないという預言について~

 少し昔の話になる。中学生の頃、集会でダニエル書の預言の解明の本が扱われていた。そのダニエル書には、聖書を勉強していない人はびっくりするかもしれないが、後に登場する世界強国が預言されていて、そのことも扱われていた。タイトルにある通り、アメリカ・イギリスが世界強国として台頭するということが預言されていたのである。中学生の頃は、「なんでアメリカとイギリスが一緒くたにされているんだ」と疑問に思ったものだが、後に世界史の授業でアメリカの成り立ちなどを学んで納得したのを覚えている。

 昔話終了。

 さて、ここからが大切な話だが、その預言によると英米世界強国の次に現れる強国は人間の政府ではないとされている。要するにエホバ神の政府がこの地球を統治するというわけだ。言い換えると、今は人間の政府の中では最後の世界強国が登場しているのだから終わりは近いという解釈もできる。実際、数年前の大会でこの点が扱われた時は、周囲のJWのテンションが上がっていたのを覚えている。

 では、英米世界強国は強国のまま終わりを迎えるのだろうか。それともどんどんその影響力は低下するのだろうか。明確なことはまだわからない。

 ただ、大混乱のアメリカ大統領選挙、世界一位のコロナ感染者数、ひょんなことから始まったブラックライブスマイスター運動とそれによるアメリカ国内での対立、各地で進む外国の駐留米軍の撤収などこれまでにないことが起きているのは間違いなさそうだ。

 アメリカの受難は続く。